SはCではありません

このエントリもまた、創作ものである。従って超短編ではあるが、設定した人物紹介からはじめる。

助:某国立大学法人生物系講座助手。無脊椎動物のプロモーター解析が専門ではあるが、エピジェネに関する素養は皆無というナイスガイ。position effectのことは耳にしたことがある模様。あまり論文を読まず、分からないことは学生に聞く、という素直な態度が巷で微笑みを誘う愛すべき人物。

某:某国立大学法人生物系講座D2。分生の実験に手を染め数年経過するも、遺伝子のcdsの全長クローニングに成功した試しが無い(分与されたもののサブクローニングは成功例あり)というある意味特殊技能を備えたヤングガイ。しかしプライドは高く、後輩にクローニングを熱く語るという好人物。

「助」がplasmid mapを眺めていた。mammalianのベクターを改変しようと考えているらしい。


助:(とても素直に)あのですね、ところでこのSV40って、何のことですか?

某:(胸を張り)ええっと、マンマリアンのウイルスのことだったはずですよ。
確か、サイト・・・(Vを意味する言葉が浮かばず、次に続かない)
調べてみます。

ネットでサーチ、数分後。

某:サル、のウイルスですね。
助:へえー、そうなんですか。

■■■■■■■■■ 糸冬  了 ■■■■■■■■■

何でそこで終わるんや。



でも二人ともボスのお気に入り。
何故なら、忠誠心が高く、対立意見を言わないからです。


#何度も繰り返しますが、これは全くのフィクションであり、実在の団体・人物とは一切関係がないことを断っておきます。そりゃあもう凄い勢いでフィクションですから。似ていたってあくまでフィクション。故に類推禁止。