研究室内の恋愛(講座内の恋愛)について
ウザい。やめれ。せめて研究室間で。
と、感情論全開ではあまりに芸が無いので、少し考察(のようなものを)してみる。
過去5年間で4組目撃したが、フリーの人間の数を思えばすばらしい効率だ。エンゼルフィッシュやディスカスなどのシクリッドではこうはいかない。
拘束時間の長い実験系研究室ならではといえよう。
特徴をまず書き出してみる(括弧内は確率)
1)全て先輩(♂)と後輩(♀)の組み合わせになっている(4/4)、
2)更に全てが一学年違い(4/4)。
3)研究室内に所属してから始まった関係の場合、どちらかが卒業すると別れる(2/2、残り二組は両人とも在籍中につき未定)。
次に各特徴の成立の背景を検討する。反証可能性を考慮して(笑)、例外を思い出した場合はそれも踏まえる。
1)観察していると、
a)♀サイド
→ 物をよく知っていて何でも教えてくれる頼りになる人、と映り、
b)♂サイド
→ 自分を良く慕ってくれる可愛い子、と映るようだ。
目を細めると、最低一年は長く過ごしているのだから♂が物を知っているのは当然なのだが。いや恋は盲目で。
また、他研究室で組み合わせが逆の例が一つあるが、♂から強くアプローチしたようだ。これについてはサンプル数が少なく、今後の課題とする。
2)一学年差のカプールが成立しやすいのは注目に値する。考えられる理由については、
a)♀サイド
→ 一年しか差がないのに頼りになるのは優秀な人(二年以上差があって頼りになるのは当たり前)
人生背景が似ており、会話がしやすい(差が開くと話題が減る)つまり、親しみが持てて優秀という印象を受ける。
b)♂サイド
→ あまり差が開くと子供っぽく感じる(差の開いた子を好む場合は後述*1)
人生背景が似ており、会話がしやすい(差が開くと話題が減る)つまり、親しみが持てて自分とのバランスが良いという印象を受ける。
3)これについて語るのは涙を禁じ得ないがw、堪えて解析する。三つのケースに分けられる。
a)♀が先に卒業
→ 社会に出て、精神的に成長し、♂の子供っぽさ(仕事に対する無理解、わがまま)等により目が覚め、あぼーん。
b)♂が先に卒業
→ 新人として忙しく働かされ、会う頻度が徐々に減っていき、あぼーん。
c)同時に卒業
→ b)に同じ。さらにこの場合、♀と♂が近接した住居を構える可能性が極めて低いことも加わる。
展望としてハッピーエンド*2の可能性について考察する。
上で解析したように、研究室に二人とも在籍している間にあぼーんになる可能性は低い。そこで私は学生結婚を提唱する。
親の同意が得にくいのならば、芸能界を中心に流行って来ている出来ちゃった結婚*3を勧める。何、避妊法として、膣外射精を採用*4すれば、健全な身体であればいずれ。子はかすがいといいまして、離婚抑止力にもなるでしょうし。
最後に、読まれて気を悪くされたかも知れない現在進行形のカプールたちへの希望の光を提示して、拙文を終わることにする。
◆妻さとさんも、生物時計研究者だ。同じ生理学教室で助教授を務める。研究のうえで、なくてはならない存在だという。
学問は徹底的な議論が必要ですが、他人だと、どうしても遠慮してしまう。夫婦なら、けんかのようなきつい議論もできます。これまでに数え切れないほど貴重な指摘をもらいました。それをやると、家に帰ってから具合が悪いのですが。
だそうだ。
ここの講座では教授は助手に対しては遠慮して徹底的な議論ができないということか。
それと研究室内恋愛がここでは奨励されているのか/黙認されているのか/禁止されているのかには興味ある。